このページはある支部の衰退に戦いを挑んだ熱血艇士たちの記録である。日本競艇界において全くカヤの外の弱体支部が衰退の中から健全な旋回を培い、わずか数年でSG優勝を成し遂げる(予定)奇跡を通じて、その原動力となった信頼と愛を余すところなくWeb化したものである。

かつては競艇の神様・倉田栄一をはじめSGクラスの選手を数多く輩出したものの、現在ではSGにコンスタントに出場しているのは1人、記念を勝ったことがあるのは昔の名前で出ている選手ばかり。「長崎とどっちが薄いかわかんねぇよ、ププッ」と小バカにされる三重支部。でも、でもね、実力はなくても個性がある選手が満載なのです。ここでは、そんな愛すべき三重支部の選手たちを紹介していこうではありませんか!

註・勝率は新期適用勝率、級別表示は(2001年前期→2001年後期)の順で書いてあります


孤軍奮闘ロンリードラゴン、届け記念タイトル

森 竜也 Tatsuya Mori (登番3268,勝率7.13,A1→A1)

やはりエースのこの方から紹介しなければ。現在の三重支部で唯一記念クラスと互角に戦えるのが「ドラゴン」こと森竜也。コース取りはインからセンター中心だが、イン戦で結構飛ぶような気がするのは気のせいか?(笑)。やはり彼の魅力はドラゴンまくりと呼ばれるマクリなんですが、大舞台になると差しに回ることが多いかな。そんなところがいまだにGIタイトルがない所以なのかも。チャンスは何度かありました。去年の常滑47周年、優勝戦2号艇。しかも1号艇が山田豊のため、インが転がり込みいよいよかと思われたのですが、GI初制覇をもぎ取ったのは2コース差しの石田政吾でした。今年の東海地区選手権、地元津開催で準優2号艇→イン。トップSから先マイ逃げ態勢で優出かと思われたのですが、痛恨のFコール。「津では気合が入りすぎてよく切っちゃうんですよね」と話していたが、5月末の津49周年ではリベンジに期待したい。


俺にインはいらないぜ、Going my way 孤独のアウトサイダー

後藤 道也 Michiya Gotou (登番3244,勝率6.34,A2→A1)

森竜也とは大の仲良し。「アニキ」こと後藤道也こそ個性派三重支部の象徴でしょう。1号艇でも常にアウトからのダッシュ戦。江戸川行っても、3コースより内には寄り付かなかった(笑)。トップSから内を一気にマクリ切って*****終了*****させてしまう破壊力抜群の大外ガマシは壮観。初めて津競艇に行ったとき、彼のマクリを見て感動したことを思い出します。でも、スタート早くてもスタート事故は見ないですねぇ。整備は「やると余計に悪くなる」のでやりません(笑)。去年10月の津48周年では4日目ピンピンで勝負駆け成功し、準優2着から優出2着の大健闘。しかし、それでも競艇王CCの出走権と引き換えにボーダーライン上でのA2落ちを味わいました。そのチャレカでの活躍もあり、次期はA1に復帰できそうで再び記念戦線に帰ってくるのはなにより。また趣味は競艇と言ってはばからない彼はとにかくレースに多く出走し、追配もしばしば。あっせん課の短縮ダイヤルに電話番号が登録されているのでは?と本人が語るほど。ちなみに登番は池上祐次と連番です(笑)。


父ちゃんやったぜ!新鋭王座優出で全国にアピール

淺香 文武 Fumitake Asaka (登番3712,勝率6.30,A1→A1)

淺香登ジュニアとして着実に力を付け、去年は4度の優勝を飾った。そして新鋭卒業戦となった第15回新鋭王座決定戦ではGI水神祭から波に乗って一気に優出を果たした。優勝戦では伊藤誠二の優勝マクリに叩かれる形となってしまったが、全国に文武をアピールできたことだろう。さすがに混合戦の記念戦線ではまだまだ力不足だが、まだまだ若いので今後の更なる成長に期待したい。アウトからの切れ味鋭いマクリ差しが彼の魅力です。


近況絶好調、地元新鋭王座の砦は俺が守る

星野 太郎 Taro Hoshino (登番3842,勝率7.02,A2→A1)

淺香文武とともに、浜名湖・新鋭王座に出走した彼。地元津での開催となる来年の新鋭王座に賭ける意気込みは大きいだろう。その自覚からかA2に落ちた今季は優出ラッシュで絶好調。地元津の東海地区選でも三重勢唯一の優出を果たした(5着)。来期A1はもちろんのこと勝率を7点台に乗せてきた。あと、ちょっと波が立つと途端にへっぽこターンになるのが印象深い(笑)。風貌は東北人か?と思わせる唇が目を引くが(笑)、地元の開会式では選手宣誓を務めるなどしっかり者である。


復活のノロシ、重い腰を上げて一般戦でリバイバルヒット

木下 頼房 Yorifusa Kinoshita (登番3160,勝率6.85,A1→A1)

12年前の津・東海地区選手権を制しています。最近はA1とA2を行ったり来たりの繰り返しだったのですが、モンキーを完全にモノにしてからは成績が安定。一般戦では常に優勝候補として挙げられる存在になっており、勝率も6点台後半で定着。今年の津・新春レースでは後半から6連勝で見事優勝。しかし、そのご褒美か東海地区選のドリームメンバーに挙げてしまったというのは甘やかしすぎじゃないか? だから転覆しちゃったんだよ(笑)。あそこで完走しておけば6着だとしても準優乗れてたのに。なお、今年から支部長の座を柴田哲男から譲り受けています。


F2が消えれば新期一転、攻めろ逆襲のスリット

中村 守成 Morishige Nakamura (登番3605,勝率6.27,A1→A1)

どうも彼が伸び悩んでいます。確かに記念の斡旋が続いていて相手が強かったというのはあるのですが、3着とか4着とか煮え切らない着順を繰り返していて、舟券の対象にもならないからつまんねーという選手になってしまっています。まあ今期は早々に切ったF2が足かせになってしまって攻めるに攻められなかったというのもあるんでしょうけど。11月の蒲郡、21F11F2。アホかお前(笑)。A1で安定するためには今が正念場なんでしょう。何とか来期もA1をキープしたことだし、もう一皮むけてほしい選手。ここで頭打ちになるのはもったいない。


巡り巡ってやってきたA1浮上のチャンス、決めろ全速旋回

坂口 周 Meguru Sakaguchi (登番3984,勝率6.24,B1→A1)

A2からB1に落ちた今期でしたが、気がつけばA2どころか一気にA1に浮上してきました。彼は本栖時代から好成績を残していたようで、卒業記念レースでも優出2着しています。まだまだコースは取らしてもらえないですが、外から思い切り握って勝負を賭けてきます。当然ながら、どっかに吹っ飛んでいくことも多いです(笑)。私が去年12月蒲郡で見たときは吹っ飛んでました。そして今年の4月、同じく蒲郡で今度は吹っ飛びすぎて消波装置に激突していました(笑)。途中帰郷によりA1を手中に。


B1から一足飛びにA1狙うブラックドラゴンがあらわれた

黒崎 竜也 Tatsuya Kurosaki (登番3931,勝率6.20,B1→A1)

急速に力を付けたという点では真っ先に彼の名が上がってくるでしょう。今年1月桐生で初優勝を飾った後もコンスタントに着順点を加算し級別審査期間最終日に劇的なピンピンで6.20と土壇場でA1昇格を決めました。とにかく彼の身上はアウトからの攻めのスリットとスピードのあるターン。まだ成長途上で特に旋回など雑な面も多いのですが、練習の鬼である彼ならまだまだ伸びますよ、きっと。


力任せにがぶり寄る、不沈艦矢橋様のお通りだ!

矢橋 成介 Seisuke Yahashi (登番3644,勝率4.75,A2→B1)

どーして彼は東海地区選手権に斡旋されたのだろう?(笑)。その地区選での開会式、ツッキードームのステージに彼が登場したとき、私の後ろに座っていたオヤジはこう呟いた。肥えすぎや。so fat 、うーん確かに、と私は激しく同意。だって62kgだぜ、ランドパワーにでも乗るのかよ(笑)。そんな彼も時々好成績を残すことがある。そんなときは出走表や専門紙の体重欄に目を移してほしい。きっとそこには"61kg"と書かれていることだろう(笑)。技術面でなんか触れろって?重いから波水面は結構得意みたいよ。


忘れちゃ困る、文武製造機はミスター地蔵ターン

淺香 登 Noboru Asaka (登番2362,勝率5.87,A2→A2)

言わずと知れた淺香文武の父。今年の東海地区選では親子競演を果たした。津ではS54の27周年、S56の29周年を制しているほか昭和の時代には毎年のように優出していた。かつてインの鬼と言われただけあって、今でもイン志向は変わらず、ターンはお歳がお歳なのでぐっと落として地蔵ターンということになります。それがまたサマになってるんだわ。最近はA2暮らしが続いていますが、5点台後半をコンスタントに叩き出しており、イン戦ではまだまだ侮れない。


伊勢湾の鉄人はダービー3着が光る元エース

村田 瑞穂 Mizuho Murata (登番1952,勝率4.39,B2→B1)

三重支部の最古参。1年前まではA1で頑張っていたが、事故点パンパンでB2に転落し来期もB1止まりとなっている。地元でH1の37周年を制しているほかSGでも輝かしい実績を残しているのだが、どうしても衰えは隠せない。やはりこちらもイン志向。進入固定戦でよく1号艇をいただいていますが、そんなときに限ってS遅れるけどな(笑)。ちなみに私が初めて津競艇場に行ったときMB大賞に当時A1の彼が出ていたのですが、名前を見て最初は女子選手だと思いました。オヤジじゃん(笑)。


愛すべき朝メンさん、やがて気が付けばうっかり選抜

練木 正義 Masayoshi Neriki (登番2128,勝率3.56,B1→B1)

私の趣味で入れてしまいました(笑)。艇界の円楽と言ってもいいくらいの目の細さ、大時計は見えますかぁ?(笑)。3点台の勝率でずーっとB1暮らし、いつも1Rに登場するいわゆる「朝メンさん」ですが、4月の津・一般戦では初日2日と連続で1Rを勝ち2勝を挙げて、1416でうっかり準優出してしまいました。当然歯が立たず最終日はうっかり選抜に乗ったというわけです。しかし、そんな彼でも過去8回の優勝経験があるらしいです。S57の東海地区選優出4着とかしてるかもしれんぞ(誰か調べて)。得意技はクルっと小回り。関西の私鉄に切符を買わずに乗れるわけではない(当たり前)。


21世紀の三重支部を担うニューヒーローたち

井口 佳典 Yoshinori Iguchi (登番4024,勝率4.96,B1→B1)

桐本 康臣 Yasutomi Kirimoto (登番4043,勝率4.66,B1→B1)

高沖 健太 Kenta Takaoki (登番4049,勝率4.93,B1→B1)

東本 勝利 Katsutoshi Higashimoto (登番4066,勝率4.70,B1→B1)

5年後の記念レーサー候補としておきましょう。まだまだ外から力任せのレースになっていますが、展開嵌まれば一気に突き抜けるだけのスピードを持っています。まずはA2を目標に。


その他では名人戦に乗ったもののイマイチ使えなかった横山進一(2253,A2→A2)、この前の地元女子リーグで優勝した垣内清美(3280,A2→A2)、本部真吾(3823,B1→A2)と結婚し三重支部に移籍した西村めぐみ(3704,B2→A2)、A2ボーダーにコンマ01届かなかった中世古充(3320,B1→B1)、相変わらず6コース進入を強いられることが多い澤大介(3852,B1→A2)あたりを押さえておけば、あなたもすっかり三重支部フリーク!…かな?


戻る

トップページに戻る