アンマークでのサイトはどこに合わせるか?

 フィールド競技では、アンマークがあります。距離を読むという経験による技術も大切ですが、今回は物理的にどこを狙うといいのか?サイトをどこに合わせるのがいいのかを考えて見ます。
 まず考えることは、サイトは近い距離は間隔が短いですが、遠い距離は間隔が長くなります。


 つまり距離が遠くなれば距離を少し間違えると外れる度合いが大きいということです。
 下の図を見ればそれがわかると思います。


 これを見るとサイトで見える所に矢がささるような気がしますが、それだけで矢のささる位置を決めることはできません。
 的は距離が遠くなると小さく見えます。逆に距離が近づけば的は大きく見えます。その関係を示しているのが下の図になります。いわゆる双曲線になります。


 次に矢の弾道と的の大きさをイメージした図を示します。この図は何を表しているかというと、思っていた距離より的が近かった場合は、サイトを通してみる的は大きいということです。遠かった場合は、サイトを通してみる的は小さいということです。


 つまり距離を近く間違えた場合、的が大きいので上に矢がささりますが、中心からの距離が短いので1ランク高い得点にささる確率が高くなります。
 思った距離と違った場合と、(どの程度近かったか、あるいは遠かったか)矢のささる位置の関係は下の表のようになります。

矢がささる位置(cm) サイトの目盛
15m 20m 25m 30m 35m 40m 45m 50m 55m
実際の距離が近かった場合 -5m   9.0 13.2 17.8 22.8 28.1 33.7 39.6 45.7
-4m   7.7 11.2 14.9 18.9 23.2 27.7 32.5 37.4
-3m   6.2 8.8 11.7 14.8 18.0 21.4 25.0 28.7
-2m   4.4 6.2 8.1 10.2 12.4 14.7 17.1 19.6
-1m   2.4 3.3 4.2 5.3 6.4 7.5 8.8 10.0
基準 0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
実際の距離が遠かった場合 1m -1.8 -2.7 -3.6 -4.6 -5.7 -6.8 -8.0 -9.2 -10.5
2m -3.9 -5.6 -7.5 -9.5 -11.7 -14.0 -16.3 -18.8 -21.4
3m -6.3 -8.9 -11.8 -14.9 -18.1 -21.5 -25.1 -28.8 -32.7
4m -9.0 -12.5 -16.4 -20.5 -24.9 -29.5 -34.3 -39.3 -44.5
5m -12.0 -16.5 -21.4 -26.6 -32.1 -37.9 -44.0 -50.3 -56.8

 グラフにすると次のようになります。


このグラフに的の得点帯を重ねると、こうなります。(40cm的、60cm的、80cm的)


 +5mと、−5mの平均、+2.5mと、−2.5mの平均のささる位置を表にしました。

 距離読みがプラスマイナス2.5m、または30−35mのように5mの範囲で分かる人は、その中心で打っても平均で1cmしか下に刺さらないので、問題は無いと思いますが、距離の読みが、距離読みがプラスマイナス5m、または30−40mのように10mの範囲で分かる人は、その中心で打っても4−5cm下にささるので、その分上を狙った方が特になります。
 実際のサイトの位置はどこに合わせたら良いかの表を載せます。

距離の範囲 サイトの位置
15-20 17.9
20-25 22.8
25-30 27.8
30-35 32.7
35-40 37.7
40-45 42.7
45-50 47.7
50-55 52.6
55-60 57.6

距離の範囲 サイトの位置
15-25 21.4
20-30 26.1
25-35 31.0
30-40 35.8
35-45 40.7
40-50 45.7
45-55 50.6
50-60 55.5

 このデーターは38ポンドの弓でカーボンアローを使った場合です。ポンドが強い場合は距離の範囲が狭くなった場合に近づきます。

 距離の読みですが、プラスマイナス3mでわかるなら、全日本のトップクラスに相当すると思います。

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