サイトチャートってなあに?
距離とサイトの関係について少し勉強してみましょう。
距離が遠くなるとサイトがだんだん下がってきます。経験者ならこんな事は常識だと思います。そして30mと50mの間隔と、50mと70mの間隔を比較すると、50mと70mの間隔の方が広いことも知っていると思います。
距離とサイトの関係にはある法則(計算式)が成り立ちます。それは下に書かれた関係です。

Y:サイトの位置
X:距離
a:0.255
b:1.386
c:-16.22
つまり30mと50mのサイトの差が20mmの時は、50mと70mのサイトの差は20mmの1.17倍すなわち23.4mmになるという事です。(30mと50mのサイトの差が30mmの時は、50mと70mのサイトの差は3.51mmになります。)
a、b、cは係数でこういう数字だと思って下さい。なぜこのような割り切れないような数字かというと、発射角度ということで、三角関数(sin、cos、tan)、それと空気抵抗の諸条件のためこのような数字になってしまいました。
注意ですがこの関係式と係数の数字は、こうなるはずだ・・・という理論上の値ではなく、実射して得られたサイトを数学的に表したものです。(aとcの値は20mで0になるように調整した値なので、本当はいくつでもOKです。)
これを表にしたのが下の表です。そしてこれがサイトチャートとよばれるものです。

エクセルでの表はここからダウンロードしてください。(圧縮 LZH 25k)
エクセルでの表はここからダウンロードしてください。(エクセル 104k)
使い方は簡単で、自分の20mと50m(もしくは30mと50m)のサイトの間隔を測ります。その間隔に相当する縦のラインを探します。左の方が間隔が狭く、右に行くにしたがって間隔が広くなっていますので、どこかで一致するはずです。一致した部分のラインを切り取って自分のサイトの目盛りに貼って終了です。フィールドを行なう時など25m、40mなどのサイトの位置がわかります。もっと言えば、36mや、54mなど1m単位のサイトの位置もわかります。
このサイトチャートはきわめて優秀です。仮に20m、30m、40m、50mの4距離のサイトを実射でもとめたとします。そしてこのサイトチャートと比較した場合4距離が一致すれば問題無いですが、実際はそんなには上手くいきません。例えば20m、30m、50mの3距離が一致しても40mの位置がずれる事があります。では実射のサイト位置と、チャートによる位置のどちらを信用するか? それはサイトチャートの方を信用すべきです。少なくとも50m+30mで650点以下のレベルであれば絶対にサイトチャートの方を信用して下さい。(翌日にもう一度40mを射ってみて下さい。サイトチャートの方が正しい事がわかると思います。)