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●2005教職員勤務実態調査
contents
・ 時間外勤務の実態
・ 学校別の勤務実態
・ 男女別・年齢別の分析
・ 時間外勤務の内容・時間外勤務とは
○グラフの見方
・・・2003年度
・・・2005年度
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学校別の勤務実態
◆小学校
 今回の調査で明らかになった小学校の実態は、長時間勤務の教職員が増えたことにあります。平均では40分ほどの増加ですが、健康破壊ラインを超えた数が2年前には52%だったものが67%近くに増加しています。早く帰れる教職員が減って学校に遅くまで残る者が増えてきたことになります。小学校は、部活動もなく早く帰れるように思われがちですが、実際は2時間は残って仕事をしているのです。小学校も中学校と変わらない状況になってきたと言うことです。しかも、女性教職員が多いので学校で長く仕事ができず、そのため持ち帰り仕事は一番多く、毎日50分を費やしています。

◆中学校
 中学校の時間外勤務は、2年前に比べさらに悪化しています。学校と持ち帰り仕事を合わせて1日あたり26分増加しました。平均で毎日4時間の時間外勤務をしているということは、1.5日分働いているということです。中学校では、午後9時になってもほとんどの教職員が学校に残っているということになります。週平均20時間ということは、中学校の教職員は、平均値で過労死ラインに達しているという異常さです。さらに現場の声を聞いてみると、「本当に忙しい人は、調査用紙に書く時間もない」ということで、平均値はもっと高くなるでしょう。
 過労死ラインを越えた教職員は51.88%と2年前を大きく上回っています。健康破壊ラインを超えた者は10ポイント増えて79%と、ほとんどの中学校の教職員は命を削って勤務しているのです。しかも、調査の中で時間外勤務が0という回答が全くなかったのも中学校だけです。中学校の忙しさが、殺人的であるということが実態として明らかになった調査である。


◆高校
 高校は、普通科、専門科高校などによって差があり、平均を出しても意味がないと思われていましたが、その傾向は小・中学校と変わらないことが明らかとなりました。特に、過労死ラインを超える教職員の数が5ポイントも増えています。高校の特徴は、週5時間未満の時間外勤務が17%余りと小・中学校に比べて多くなっていますが、5時間以上の人数も同じように多くなっています。これは、一部の教職員に仕事が集中していて、早く帰る人と遅く帰る人との格差が大きくなっているのではないでしょうか。学校による格差と校内の校務分掌による格差のあらわれと思われます。今回の調査の最高値は高校の教員で、週70時間の時間外勤務をすべて学校で行っていたことがわかりました。7日で割っても1日10時間の時間外勤務となりますが、こんな勤務が実際あるのかと思ったのですが調べると事実でした。10時間の時間外勤務をやろうと思うと、翌日の3時まで学校で仕事をしていたことになります。睡眠時間は多くても4〜5時間しか取れません。この時期、特に忙しかったようでが、過労死を背中に背負って勤務するとはこの人のことでしょう。


◆障害児学校
 2年前は、サンプルが少なかったので余り参考になりませんが、それでも45分近く増えています。生徒の下校は比較的早く(スクールバスなどもあり)、教材研究の時間など勤務時間内に取れるのではないかと思われますが、子どもたち一人ひとりのことについて打ち合わせて教材を準備すれば、学校で1時間余りの時間外勤務が必要となります。しかも、障害を持っている子どもたちを相手にしているので、休憩、休息時間はまったく取ることができません。そうした状況なので、週7.7時間の時間外勤務に5時間の時間外勤務がプラスされたことと同じである。
岐阜県教職員組合 岐阜市美江寺町2-1 電話 058-266-5252 FAX 058-265-2079