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菊水泉![]() |
| 養老の名水 |
| 水がお酒になった親孝行の昔話は、鎌倉時代の説話文学、古今著聞集により教訓として語り伝えられて来たものですが、お話のもとの続日本紀による養老改元の詔では「変若・薬の水」と記されております。 又家や国を治めるくくりむすぶ水としての価値と教里を読み取ることが出来るのです。 養老神社境内の湧水を菊水霊泉と云いますが、菊水とは病に効く水と考えてもよろしいが、この神社は山や水が精霊で古くは菊理姫を祀る明神様です。 元正天皇(女帝)がみそぎを行ない律令国家建設祈願のまつりごとの神水はくくりの水でありました。 詔の中に、中国後漢の時代に同じ様な瑞象があったと述べられていますが、中国五大連池の万病を癒す寄蹟の水のことではなかったか、元正天皇の行幸よりずっと以前からこの美濃の国では、ラドンやゲルマニウムを含む万病に効く水として知られていたものと想われる。 養老山地の水はカルシウム・マグネシウム・カリウム・ナトリウムを含むミネラルウオーターであります。 石灰岩層を潜って湧き出て来る水は炭酸水なのです。 春の雪解け水は生物の生理活性を高め、渓谷のせせらぎは、人体の電位を平常にする効用があるので頭も身体も爽快になるのだと言われております。 水がお酒になった昔話は教訓としての説話でありまして、水がお酒になるためしはありません。 水はやはり水、良く盡してくれる吾が子を慈しみ、ねぎらって思慮深く、ただの水を美酒として飲み、褒め称える親心というものを私共はこの昔話の中から読み取ることが出来るのです。 名水が名水たるゆえんであります。 養老の滝・菊水泉「名水百選」 選定記念 |
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